理念・基本方針

理念

子どもたちの基本的人権を守り家庭にかわって、安定した人間関係の中で心身共に健康で、心豊かな子どもを育成する。

基本方針

  1. 健康な体に育てる
  2. 豊かな愛情で、情緒の安定をはかり、自主性と思いやりを育てる
  3. 豊かな生活体験ができる環境を、安全に整える

1 健康な体に育てる

健康な体に育てるためには、食事、睡眠、排泄といった生理的欲求への適切な対応と、個人の生活リズムの安定が大切です。生理的欲求への適切な対応によって、快・不快の情動が認識されていきます。快の情動は、意欲的に生きていくための、もっとも基本的感情です。乳児院においては、現時点での健康ばかりでなく、虚弱児、障害児に対して、将来につながる健康づくりを考慮し、基本的生活習慣の自立を促しながら、積極的な体づくりをめざしています。

2 豊かな愛情で、情緒の安定をはかり、自主性と思いやりを育てる

情緒の安定のためには、愛着の形成が不可欠です。乳幼児のストレス(飢え、痛み等)を回避するには、保育者の適切な介助が必要です。これらのストレスは、乳幼児の不安定な精神状態をつくります。不安定な乳幼児をしっかりと受け止め不快、不安を鎮めることができるのは、乳幼児が信頼し、乳幼児との間に愛情の絆で結ばれた保育者の存在です。
乳幼児期の精神的健康の維持には、適切で持続的な保育者の介助がきわめて重要です。
介助を要求する乳幼児と、なんとかしてあげようとする保育者との応答関係、相互作用を経験する中から精神的健康が維持され、発達が遂げられます。しいては、身体的健康と成長も保障されます。
尊重しあう関係(子どもと保育者)の中で、自主性(意欲)、思いやり(相手の立場に立って考え、相手の気持ちをくむ能力、共感性)を育てます。
以上のことからも、担当者が変わらない継続担当制は、不可欠であることがわかります。
集団の中での「自分」の認識(アイデンティティの確立)と「自分」の位置(自分役割)の確保を大切にし、そのうえで、自分の気持ちを伝え、受け入れられる喜び、必要とされる自分を知ります。そのためには、一人一人の気持ちを受け入れられる保育、日課が展開されなければならず、小規模編成保育が、望ましいのです。

3 豊かな生活体験ができる環境を、安全に整える

保育の環境には、保育者や子どもなどの人的環境、施設や遊具などの物的環境、自然、社会などの環境があります。これらの人、物、場が相互に関連しあって、一つの環境をつくりだします。こうした環境により、子どもの生活が安定し、活動が豊かになるように工夫することが大切です。子どもが自発的、意欲的にかかわれる環境の中での、豊かな生活体験は、豊かな感性を育て、創造性の芽生えを培うことにつながります。それとともに、乳児院は子どもたちにとって、家庭にかわる場となるので、安らげる環境づくりも考慮していかなくてはなりません。
また採光、換気、保温、清潔など環境保健の向上に努め、特に危険の防止と災害時における安全の確保について十分に配慮するとともに、自然や社会への関心が高められるような、環境づくりの配慮も大切です。

 

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